ストックビジネス「実践会」で毎月、「ストックビジネスの教科書」の著者、大竹さんから、ストックビジネスについて学んでいます。
ストックビジネスの定義は以下の2つです。
- 継続的にお金が入る
- 売ることができる(事業=資産)
ビジネスはストックビジネスになって初めて安定し、永続的な成長が約束されます。
現在、実践会で講演をされているストックビジネスのプロである大竹さんが経営するラーメン花月嵐は、情報がほとんど表に出ていない会社です。
趣味:街歩きと温泉。街のあちこちに隠れているビジネスヒントを探す遊びです。
夢 :起業支援から幸せな社長1000人が生まれること。
福島県出身 1963年生まれ
株式会社アットオフィス 代表取締役社長
株式会社ストック総研 取締役会長
大竹アンドパートナーズ税理士事務所 シニアコンサルタント
非営利一般社団法人ハラル・ジャパン協会 副理事長
出典:〜大竹啓裕の公式サイト〜
大竹啓裕さんは、会議室のアットビジネスセンターなど複数の事業を展開して、年商10億円のプロ経営者です。30歳でラーメンFCチェーン花月嵐の創業メンバーとして参画し、ラーメンを全国展開してマーケティング理論を実践。ラーメンFCとして全国一位にした実力者です。
目次
ラーメン花月嵐が日本一になるまでの軌跡
元々は、大竹さんが不動産会社の会社員時代の部下の兄がラーメン屋をやっていました。
この兄弟と大竹さんを中心として、ラーメンのフランチャイズを開始しました。
ラーメンブームにのりすぐに100店舗を達成。しかし、そこから伸びが止まって、キャッシュが足りなくなります。
ほとんどのカリスマ店主を要するラーメン店は、潰れていきました。
理由は、ラーメン作りのプロではあっても、経営のプロではなかったからです。
経営のプロである大竹さんは、お金のかからないリノベーション(再び新しくすること)を考えます。
看板だけを変えること、さらにもっと簡単な方法として、一部のメニューだけを変えること考え出しました。
徹底して仕組みを作ってから見えた限界
ラーメンは、地域・スープ・具材・個人の組みわせで1万通り作れるそうです。
日本一のラーメンチェーン店花月嵐は、これで息を吹き返し、日本一のラーメンチェーン店に。
この当時キャッシュが10億円で、上場を目指しました。
しかし、ビジネスとは関係ない理由から上場出来ませんでした。
そこで、ラーメン花月嵐の取締役でフランチャイズ担当だった大竹さんは、その信用と実績を使って資金調達を行いました。
集まった資金は、3億円。
上場するために会社を作りますが、本末転倒で失敗してしまいました。
単純にフランチャイズ化すれば儲かると思っていたそうです。
そしてあるひとつの結論に達します。
儲かるのはストックビジネスだけ
「儲かるのは、ストックビジネスになるビジネスモデルだけ」と気付きました。
その後は、行列ができる大人のレンタルオフィス「インスクエア」や貸し会議室「アットビジネスセンター」など、独自理論で様々なストックビジネスを拡大し、現在では売上の7割以上をストックビジネスに転換し、年商は10億円を超えています。
こうして「ストックビジネスは意識すれば作れる」しかし、意識して作らなければ「永遠にできない」ということも同時に知ったといいます。
一生懸命働く≠儲けられる
あなたも、「儲かるのは、ストックビジネスになるビジネスモデルだけ」と肝に銘じて、最終的にストックビジネスになるビジネスモデルを作って行ってください。
要するに、一生懸命頑張るから、儲かるわけではないんですね。
ある程度自動で儲かるように、設計していくわけです。どうせなら、できうる限り楽して儲けたいものです。(笑)
大竹さんの話に興味を持った方は、ぜひ彼の著書を手に取ってみてください。
私から以下の2冊を紹介させて頂きます。
「ストックビジネスの教科書 」ポプラ社 大竹 啓裕 (著)
「ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル」ポプラ社 大竹 啓裕 (著)
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